

葉酸サプリを飲む期間、
いつからいつまで?
妊婦さんにとって、とても大切な栄養素である『葉酸』。
『葉酸』とは赤血球の形成や、赤ちゃんの正常な発育に役立つ栄養素のことです。
厚生労働省でも、妊娠期に葉酸をとることで、胎児の先天異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができるといわれています。
参考:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための妊娠可能な年齢の女性等に対する葉酸の摂取
時 期 | 平均摂取量 | 推奨摂取量 |
---|---|---|
妊活〜妊娠3ヶ月頃 (妊娠初期) | 288µg / 日 | 食事性葉酸 240μg +モノグルタミン酸型葉酸 400μg |
妊娠4ヶ月頃〜出産 (妊娠中期) | 288µg / 日 | 食事性葉酸 240μg +食事性葉酸 240μg |
授乳期 (産後、授乳期) | 288µg / 日 | 食事性葉酸 240μg +食事性葉酸 100μg |
※食事性葉酸240μg 成人女性が食事から摂取すべき葉酸摂取量
しかし、『葉酸』の摂取が大幅に不足しているのが現状で、特に妊娠初期においては厚生労働省でもサプリメントでの摂取が推奨されています。
手軽に摂取できる葉酸サプリですが、いつからいつまで飲む必要があるのでしょうか?
将来生まれてくる赤ちゃんのためにも、必要な『栄養素』の摂取について真剣に考えてみましょう。
- 葉酸サプリは「いつから」摂るべきなのか?
- 葉酸サプリは「いつまで」摂るべきなのか?
- 時期に応じた推奨摂取量
- 『葉酸』の摂取上限や注意点
関連記事:おすすめの葉酸サプリ10選
目次
葉酸サプリはいつからいつまで飲むべき?

妊産婦の多くの方は、葉酸摂取の重要性を一度は聞いたことがあるかと思います。
しかし妊娠経験のない女性における認知度は、あまり高いとはいえないのが現状のようです。
妊婦さんには積極的に摂ってもらいたい葉酸サプリですが、いつからいつまで飲むべきなのでしょうか?
詳しくみていきましょう!
いつから飲むべき?
『葉酸の摂取は、胎児の二分脊椎などの神経管 閉鎖障害の発症リスクの低減に重要です。神経管閉鎖障害は、妊娠のごく初期に脳や脊髄のもと となる神経管の形成に問題が起こることで生じます。 受胎後およそ28日が神経管の形成には重要な時期となります。妊娠初期の女性、妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性は、食事に加え、サプリメントなどによって付加的に1日あたり 400μgの葉酸の摂取が望まれます。ただし、サプリメントのとりすぎには注意が必要です。』
厚生労働省 『健やかなからだづくりと食生活book』から引用
こちらの資料からわかる通り、妊娠を考えている方は葉酸サプリを妊娠する前、妊活の時期から摂る必要があります。
葉酸は赤血球の形成や、赤ちゃんの正常な発育に役立つ栄養素です。
多くの方は「妊娠してから葉酸サプリメントを摂ればいい」と考えてはいませんか?
しかし最も葉酸の必要となる時期は、妊娠する1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの期間です。
実際にはいつ妊娠するかはわからないため、妊娠を考えた時から葉酸サプリを摂取することがオススメですよ。
いつまで飲むべき?

葉酸の摂取時期について、少なくとも妊娠3ヶ月までは、食事に加えてサプリ等(モノグルタミン酸型葉酸)で補うことが推奨されています。
一方で、厚生労働省の資料「日本人の食事摂取基準」によると、葉酸は妊娠期~授乳期間まで通常よりも多く取るべき栄養素です。
まずは食事からの葉酸摂取を意識したうえで、不足を感じる人はサプリも活用すると良いでしょう。
いつからいつまで?時期に応じて変わる葉酸の摂取量
葉酸は妊活~授乳期まで、続けて摂取した方がよい栄養素であることはぜひ覚えておきましょう。
しかし時期に応じて必要な摂取量が変化することに注意が必要です。
時 期 | 葉酸摂取量 |
---|---|
妊活〜妊娠3ヶ月頃(妊娠初期) | 食事性葉酸 240μg+モノグルタミン酸型葉酸 400μg |
妊娠4ヶ月頃〜出産(妊娠中期) | 食事性葉酸 240μg+食事性葉酸 240μg |
授乳期(産後、授乳期) | 食事性葉酸 240μg+食事性葉酸 100μg |
※食事性葉酸240μg 成人女性が食事から摂取すべき葉酸摂取量
上記の表のように、厚生労働省が推奨している葉酸量は、妊活~授乳期まで通常よりも多く摂るように推奨されています。
妊娠中や産後は急激にホルモンバランスが変化しやすい時期。
栄養バランスのよい食事を摂るのが難しい場合は、無理をせずに葉酸サプリを活用することも考えてみましょう。
食事性葉酸を摂るうえでの注意点

葉酸はレバーや卵、枝豆などの緑黄色野菜、イチゴなどの果物にも含まれている栄養素です。
しかし水溶性のため、水にさらすと栄養素が溶け出してしまう性質を持っています。
また熱に対しても弱い性質を持っているため、加熱のし過ぎには注意が必要です。
新鮮なうちに加熱せずに食べられる、サラダで食べることがオススメですよ!!
関連記事:葉酸が多く含まれる食品は?
いつまで?妊活だけでなく産後も栄養補給のために葉酸が必要

産後の育児においても、お母さんの栄養状態は非常に重要となります。
特に葉酸は、授乳期においても、通常より100μg多く摂取するよう推奨されています。
お母さんと赤ちゃんの健康な身体づくりに、必要な栄養素が不足しないよう気を付けましょう。
いつからいつまで?葉酸サプリに関する注意点やよくある疑問
妊婦さんが葉酸サプリを摂取することは厚生労働省も推奨していることですが、使用に際して注意点はあるのでしょうか?
よくある疑問も併せて解説していきます!
厚生労働省によって決められた上限値を守る
残念ながら葉酸サプリはたくさん摂ればよいというものではありません。
サプリによる葉酸の過剰摂取は健康障害を引き起こす可能性があるためです。
ただし葉酸は水溶性ビタミンのため、食事から葉酸を摂り過ぎる心配はありません。
あくまでサプリメントの使用量を意識する必要があることを知っておきましょう。
年 齢 | サプリメントから摂取する葉酸の1日の上限値 |
---|---|
30~64歳 | 1,000μg/日 |
その他の年齢区分 | 900μg/ 日 |
赤ちゃんに影響はない?
葉酸は赤ちゃんの「二分脊椎症」などの、神経管閉鎖障害の発症リスクを減らすことができるといわれています。
妊活〜妊娠3ヶ月頃の妊娠初期は特に、積極的に葉酸サプリを活用するようにしましょう。
副作用や危険性はある?

現在のところ、食事性葉酸の過剰摂取による健康障害の報告は存在していません。
そのため食事性葉酸に対しては敏感にならず、積極的に摂取することが大切です。
葉酸サプリに関しても、摂取基準をしっかり守るのであれば副作用の心配はほとんどないといわれています。
ただし、過剰に摂取した場合のリスクとして手足が重いなどの運動機能障害、しびれなどの神経症状が出る可能性が。
複数のサプリメントを併用している方は、成分の重複には十分気を付け過剰摂取に繋がらないように心掛けましょう。
関連記事:葉酸サプリで起こる副作用とは?
飲んだ場合と飲まない場合の違いは?
葉酸サプリを摂取したからといって、必ず赤ちゃんの神経管閉鎖障害を予防できるわけではありません。
しかし葉酸は妊活中~授乳期の女性にとって、とても大切となる栄養素。
推奨される葉酸量をしっかり摂ることで、妊活期の健康な身体づくりをサポートしましょう。
特に妊娠初期は、葉酸が通常量よりも多く必要となるため、葉酸サプリを活用することを検討してみましょう。
【まとめ】葉酸サプリはいつからいつまで飲むべきか

もしこの記事を読んでいるあなたや、あなたの周りの方が妊活を始めたのならぜひ葉酸サプリの活用を検討してみてください。
厚生労働省も葉酸サプリを推奨するほど、この時期の女性にとってはとても大切な栄養素となります。
また出産や子育てには、不安や悩みが尽きないもの。
出産後は想像以上に体は弱り、体調を崩しやすい時期となります。
無理をせず自身に過度なストレスをかけないためにも、葉酸サプリを上手に利用することをぜひ覚えておいてくださいね!!
- 妊活している
- 妊娠、授乳中である
- 栄養バランスが気になる
- 忙しくて栄養が不足しがち
- 健康な身体で妊活に臨みたい
【先輩ママにも好評!】赤ちゃんのことを考えた葉酸サプリ

多くの栄養素が含まれる葉酸サプリなら1つだけの摂取で済むので、サプリを飲むのが苦手な方でも継続しやすいですよ。

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