治 療 実 例

元気だったスポーツ少年がある日突然、歩けなくなるほどの激痛の実例

受診までの経過

高校一年生。小学校の頃から野球を始めて、野球部に所属していました。
ある日突然高熱が出たときに、両膝が腫れて強い痛みを感じるようになりました。熱は自然に下がりましたが膝の痛みは残っていました。整形外科でレントゲンを撮りましたが異常はありませんでした。MRIでは腱に炎症が起こっていると言われ、筋膜リリース注射などを受けましたが、効果はなく、かえって悪くなってしまいました。症状が悪化し、ついには松葉杖なしでは歩けなくなりました。接骨院でマッサージ等の治療を受けたり、サプリメントと漢方をすすめられて服用するなどして、何とか松葉杖なしで歩けるまでに回復しましたが、荷物を持った途端に再度痛みが悪化しました。接骨院の先生から当クリニックを紹介され受診しました。

治療の所見

MRI

こちらが実際のMRI画像になります。

T2強調脂肪抑制画像という特殊な解析をすることで、脂肪体の炎症が白く描出されています。診断は『膝蓋下脂肪体炎』です。以前、MRIが発達するまではなかなか診断もされていなかった病気です。同部位にもやもや血管があることは明らかですので、カテーテル治療を受けていただきました。

造影剤を使って撮影してみると、予想どおりもやもや血管がありましたので、治療を行いました。

治療後の経過

2週間後に再診。初診時と全く違った表情で来院されました。痛みから解放された笑顔です。なんと、治療の3日後にはほぼ痛みが消失していたとのこと。エコー検査でも膝蓋下脂肪体の異常血流は消失していました。松葉杖は不要となり、自転車で通学できるようになりました。スポーツ競技にも復帰し、食欲旺盛となり、1年生最後の球技大会に参加することができて楽しい思い出になったとのことです。

おばあさんからは、『母親の表情まで変わりました』と言われたのが印象的でした。10代の子供が、ある日突然原因不明の膝の痛みで、松葉杖をつきながらふさぎこんでしまっては悲痛な気持ちになりますよね。同じ子を持つ親として痛いほどわかりました。周りの方の笑顔も取り戻せて本当によかったです。

10代の方は、治療を受けてからの快復がとても早いことをよく経験します。注射等の追加治療を行うこともなく、再発なく良好に経過されています。

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