治 療 実 例

長時間の立ち仕事で長年腰痛持ちだったが、ついに息もできないほどの激痛に悪化

鴨井院長による動画解説

受診までの経過

10年前から腰痛があり、何度となくギックリ腰で悩まされてきました。1か月前に再びギックリ腰となり、数日前から急激に増悪して立つこと、座ること、歩くことが困難となり杖をついて来院されました。職業は、非常に長時間の立ち仕事でした(15時間にわたる)。

診察時の所見

診察すると、前後屈で非常に高度の制限および疼痛を生じたほか、側屈も中等度以上の制限がありました。しびれはありませんでした。あまりに激しい痛みのため、診察もままならないほどの急性腰痛(息もできないほどの痛みとのこと)でしたが、まずは注射による応急的鎮痛ははかったうえでMRI検査を受けていただきました。結果、椎間板変性や、椎間孔狭窄のほか、棘間靭帯という腰椎と腰椎の間の靭帯損傷を認めましたが、いずれも軽微でした。鎮痛後の診察の結果、仙腸関節障害を主体とする慢性腰痛に、棘間靭帯損傷などの急性疼痛を生じた状態と判断し、運動器カテーテル治療(運動器EVT)を受けていただきました。

治療の所見

初診時に応急的対処をしてから10日ほど経過して治療に来られました。腰椎レベルから、坐骨レベルまで広範に治療を行いました(左右15箇所の治療を行った)。息も絶え絶えで動けないほどの状態は改善していましたが、まだまだ痛みに過敏な状態でしたので、カテーテル治療時に通常ある程度感じる再現痛(熱い感じ、あるいは軽度の痛みとして感じる)がかなり強く出ていました。

治療後の経過

治療後数日は痛みが少し残っていたが、その後完全に消失しました。仕事で15時間以上長時間立っていて全く問題ないとのことでした。2週間後には可動域も大幅に改善していました。その後も順調に経過され、3ヶ月後再診時には、『治療した部位は完全に痛みが消えた』、『無敵と思えるくらいだった』と独特の言い回しで表現されました。裏を返せば、それくらい辛い痛みで悩まされていたのだと思います。まだまだ前屈後屈は不安も強くほとんど曲げられないような状態でしたが、側屈・回旋動作は大幅に改善していました。長時間立位の仕事はどうしても続けなければならず、今後の再発が心配ですが、運動を取り入れていただくなど、種々の予防策についてアドバイスをさせていただきました。

仙腸関節障害の詳しい病状説明はこちら

 
 

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