治 療 実 例

登山家に生じた、内側側副靭帯および半月板損傷によるしつこい膝の痛み

鴨井院長による動画解説

受診までの経過

月に2回ほど登山をされる方でした。1ヶ月前から特にきっかけなく右膝が痛くなり、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。MRI検査を受けたところ、半月板と靭帯の損傷と言われリハビリに通いましたが改善なく、夜に歩くのも困難なほどの痛みまで出てきたため当院を受診されました。

診察時の所見

右膝の内側に強い圧痛があり、エコーで観察したところ、内側側副靭帯が腫れているとともに周囲に多数の異常血流信号を認めました(モヤモヤ血管を反映)。明らかな炎症所見に加えて、受傷機転がはっきりした急性疼痛ではなく慢性疼痛の急性増悪と判断されたため、運動器カテーテル治療(運動器EVT)を受けていただきました。

治療の所見

レントゲンでは膝関節の変形はあまり目立ちませんでした。血管造影検査を行ったところ、右膝内側の疼痛部位に一致して、モヤモヤ血管が多量に確認されました(濃染像として描出)。治療後は画像上速やかに消失しました。

治療後の経過

治療直後より痛みが楽になり押しても痛くないと言われました。1週間くらい違和感がありましたが、その後痛みは無くなり夜間痛も消失しました。治療後2週間のエコー検査で異常血流信号は消失していました。非常に経過良好でしたが、まだ1ヶ月までは運動を控えていただきました。その後も痛みなく経過し、走っても大丈夫でした。現在3ヶ月以上経過していますが、特に追加の注射治療なども不要で1回のカテーテル治療のみで完治しています。足裏がハイアーチであったことが原因の一つとなっていたので、再発予防のためインソールを作って補正してもらいました。負担を極力減らしたうえで、また山登りを楽しんでいただきたいと思っています。

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