治 療 実 例

やり投げで痛めた肘内側の痛み(右肘内側側副靭帯損傷後の疼痛)

鴨井院長による動画解説

受診までの経過

陸上競技でやり投げをしている方です。高校3年生のときに右肘の靭帯を傷めました。その頃から痛みが続いていましたが、2年ほどやり投げを続けていたら5ヶ月前くらいから痛みが強くなってきました。長時間肘を曲げ続けたり物を投げる動作をすると痛みが生じるため当院を受診されました。競技はなんとか続けている状態でした。

診察時の所見

レントゲンでは特に異常ありませんでしたが、MRIを撮ると、右内側側副靭帯近位周囲に液体貯留を認めたほか、内側側副靭帯自体も脂肪抑制T2強調画像にて高信号を呈するなど右内側側副靭帯損傷および右肘内側上窩炎が示唆されました。競技パフォーマンス向上のため積極的治療を希望されましたので、微細動脈塞栓術(運動器カテーテル治療、運動器EVT)を行いました。

治療の所見

血管造影を行うと、患部に一致して内側上顆近傍に濃染像(モヤモヤ血管)を認めました。治療後は画像上速やかに消失しました。

治療後の経過

治療後2週間くらいから改善してきて、3週間時点での診察時には元の症状の8割方改善していました。まだ起床時や長時間曲げた時には痛みが出ていましたが、7週時点でそれらは消失し違和感程度になりました。運動を再開しやり投げもしているとのことでした。その後一度試合中にすじを伸ばしてしまったようになり痛めることがありましたが、自然に回復し5ヶ月を過ぎる頃には違和感も含めて完全に痛みが無くなりました。治療後半年経ってもその状態を維持し、やり投げも痛みなく続けられています。

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