治 療 実 例

もう良くなることはないとあきらめていた右肘外側の痛み(テニス肘)の症例

鴨井院長による動画解説

受診までの経過

2年前より右肘が痛くなり整形外科を受診したところ、テニス肘と診断されました。5回ほど注射を受け、その他湿布や塗り薬など処方されましたがなかなか良くなりませんでした。整体やカイロプラクティックにも通いましたが同様の結果でした。右手を長く使う作業をしていましたが、物を持った時や動かしたときだけでなく、何もしていないときまで痛みを感じるようになりました。ついには、夜の痛みも生じるようになり当院を受診されました。ペン字の他、テニス歴もあり、長年右腕に負担がかかる作業が多かったようです。

治療の所見

身体診察や、エコー所見からは典型的なテニス肘(上腕骨外側上顆炎)でした。テニス肘は、肘関節から手に走る筋の始点である付着部に痛みが生じます。その筋肉の疲労の蓄積による付着部の小さな損傷が痛みの原因であると一般的には理解されています。レントゲンやMRI検査では異常所見は認められません。一方、海外の報告で、こうした部位には小さな血管が多く増えていて、それが痛みの原因であるとする研究がありました。実はその小さな血管こそがモヤモヤ血管なのです。

血管撮影を行うと、案の定モヤモヤ血管が多く認められました。

治療によりいとも簡単に消失していきます。

治療後の経過

治療後2週間は変化がみられず不安が続いていましたが、1ヶ月を過ぎたころ突然楽に感じられるようになりました。『もう痛みがとれることはないかと思いあきらめていたところもあったので、こんなに楽になってうれしい』と言われたことがとても印象的でした。テニス肘は、もともと腱の使いすぎが原因ですからしっかり治るまでは一定期間の安静療養は必要ですが、しっかり治ればそう簡単にはぶり返したりしません。またテニス等楽しんでいただくことが可能です。ところで、テニス肘という通称が良く知られているのでテニスをしてなくてもなるの?と聞かれることがあります。基本的には同部位のオーバーユース(酷使)が原因ですから、家事などの作業でも、ゴルフでも、あるいは赤ちゃんをずっと抱っこするなどでも生じる方はおられます。いずれもモヤモヤ血管の治療の対象となります。

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