それってモヤモヤ血管が原因かも!?【肘編】

テニス肘・ゴルフ肘・野球肘

いわゆるテニス肘は、正式な名前を「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」といいます。漢字からもわかるとおり、「上腕(腕のうち、肘より上の部分)」の「骨」の「外側」に炎症がおこっている状態を指します。もっと細かくいうと、痛んでいるのは、短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん:上腕の骨と指の骨とをつないでいる筋肉)が上腕の骨とつながっている部分(起始部:きしぶ)です。テニス肘にかかると、肘の外側が痛むようになります。特に、手のひらを下に向けて動かそうとすると、痛みが強くあらわれる傾向があります。そのため、ものをつかんで持ち上げる、ぞうきんを絞るといった動作が難しくなります。また、痛みは手を使っているときにあらわれ、何もしていないときには痛みのない場合が多いといわれています。

内側側副靭帯損傷

肘関節は蝶番関節(ちょうばんかんせつ)と言って、蝶つがいのように一方向しか曲げ伸ばしができないように、運動が制限されている関節です。
運動を制限するために関節周囲には靭帯が走っており、関節が過度に内反しないように肘外側では外側側副靭帯、過度に外反しないように肘内側では内側側副靭帯が働いています。肘の内側側副靭帯損傷の原因としては、転倒などによる1回の大きな外力によって損傷する場合と、投球動作の繰り返しなど、繰り返し加わるストレスによって損傷する場合があり、後者は野球肘の1つとに挙げられます。投球動作では内側側副靭帯が引き伸ばされる方向(外反)に力が加わり、繰り返しストレスがかかることで炎症を生じたり、骨が未発達な成長期には靭帯の付着部分である軟骨部が剥離したりします。その結果、関節が不安定になり、外反動揺性を来たします。

滑膜炎

関節を動かす時に、硬い骨どうしがぶつかって傷ついたり、痛みが出ないようにしているのが「軟骨」と「滑膜」です。関節の骨と骨が向き合う面は「軟骨」でおおわれています。軟骨はコラーゲン(膠原繊維)に富んでいて、水分を70~80%も含む弾力性のある組織で、関節を滑らかに動かす働きをしています。
「滑膜」は軟骨の働きを助けています。滑膜は厚さ1mmにも満たない薄い膜で関節の内側をおおっています。滑膜からは関節液が分泌されていて軟骨がこすれ合う時の潤滑油になったり、軟骨へ栄養を補給していたりします。滑膜は、関節液がもれないように閉じられたビニール袋のような組織です。それはまるで、骨と骨との間につくられた「水まくら」のようなクッションです。リウマチは、進行すると関節、骨が壊されてしまう病気ですが、リウマチの本体は、”慢性持続性滑膜炎“です。異常な免疫活動が起こってしまうと、滑膜に炎症が起き、クッションの役割が果たせなくなります。これが関節リウマチの状態です。

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