令和の痛み治療【母指CM関節症】

母指CM関節症

母指CM関節症は、手首と手のひらの間の第一中手骨と母指の付け根の間の基節部分にある関節炎です。この状態は、しばしば「親指の関節症」としても知られています。

この病態は、関節炎の一形態である変形性関節症の一種であり、主に年齢や使用頻度の高い女性に見られます。症状は、炎症や腫れ、痛み、損傷、筋肉の衰弱などです。

母指CM関節症は、通常、使用頻度が高いため、特に家事などで手を使う女性に発症する傾向があります。また、肥満、関節の不安定性、関節の負担なども関連していることが知られています。

初期段階では、症状は軽度であり、痛み、腫れ、圧痛などが現れます。病態が進むと、関節が変形し、母指が外側に曲がるようになります。その後、関節が強化され、動きが制限されることがあります。

母指CM関節症の治療法には、保守的治療法と手術治療法があります。保守的治療法では、患部の安静と炎症を抑えるための非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が使用されます。また、関節の保護を目的とした手術的治療法もあります。

手術治療法では、母指の基節部分を固定するために人工関節を挿入することがあります。また、手首の骨を切断することで、関節への負担を軽減することもあります。ただし、手術治療法は通常、症状が進行している場合に限られます。

母指CM関節症は、早期発見と治療が重要です。関節炎のような初期症状が現れた場合は、早期に医師に相談することをお勧めします。また、母指CM関節症のリスクを減らすために、適度な運動や健康的な食生活を維持する、関節に負担をかけないように注意することが重要です。手首や指の関節を休めたり、運動前にストレッチをすることも役立ちます。

また、母指CM関節症に関連するリスク要因を減らすために、適切な体重管理や健康的な生活習慣を維持することが重要です。煙草やアルコールの過剰摂取を控え、バランスのとれた食生活を維持することがお勧めです。

最後に、母指CM関節症は、治療法が存在する疾患です。早期発見と治療が重要であり、適切な治療を受けることで、症状を軽減することができます。しかし、治療を受けずに放置しておくと、症状が進行し、関節の機能を失う可能性があります。そのため、早期に医師の診断を受けることが大切です。

CM関節症を早く治すにはどうしたらいいですか?

上記とは別に、近年注目されている運動器カテーテル治療という方法があります。痛みを長引かせている微細な病的新生血管(いわゆるモヤモヤ血管)に直接アプローチする方法です。通常の治療で良くならない場合、あるいはとにかく早く楽になりたい方は検討されるとよいでしょう。

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