令和の痛み治療【シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)】

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?

シンスプリントは、脛骨(けいこつ)というすねの骨の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて、ズキズキとした痛みが生じます。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の原因は?

「使いすぎ症候群(オーバーユース)」のひとつで、走る、飛ぶなどの激しい運動を繰り返し行っていると発症しやすいといわれています。中・長距離ランナーやサッカー、バスケットボール選手に多く見られ、とくにシーズンの初めや新人選手が急激にハードなトレーニングを始めた際に発生しやすくなります。走る距離や負荷を減らすと快方に向かう場合もありますが、練習を再開すると再発を繰り返すケースが多いといわれています。ひどくなると安静時にも痛みが出るようになるので、原因となる要因を取り除くことが大切です。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の痛みが現れる要因は?

人間の足は「骨の組み合わせ」と「それを補強する筋肉」で上からのし掛かる体重に耐えています。 通常は筋肉と骨の組み合わせが共同して上からの力に耐えていますが、何らかの理由でどちらかが役目を果たせなくなると、 もう一方がそれを補わなければならなくなります。例えば、足部にはアーチ(土踏まず)と呼ばれるものがあり、 これが機能すれば衝撃を吸収してくれますが、 このアーチが潰れてしまうと衝撃吸収がしっかりとできなくなり、 さらに骨の配列が崩れ、足底から関節、下腿部の骨や筋肉に大きな負担がかかります。このような状態が長時間続くと仕事量の増えた筋肉や骨は徐々に異常を訴え始めます。異常の訴えが「痛み」としてスネの内側に現れたものがシンスプリントというわけです。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、どうやって診断されるの?

画像検査ではレントゲン、超音波画像診断、MRI検査を行います。レントゲンでは、疲労骨折が生じている例を除いて、異常所見を認めることはありません。MRI検査や超音波診断装置を用いた検査では、筋肉や骨周りの炎症や、骨への血流信号などがわかります。画像診断では疲労骨折との鑑別が大切で特にMRIが有用です。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の治療法は?

まずは運動量を制限することから始めます。強い痛みを感じている段階では、シンスプリントの原因となり得るランニングを休止するのが基本です。炎症を抑制するための措置としてアイシングを実施するほか、炎症を抑える薬を用いることもあります。痛みが引いてきたら、下肢のストレッチングを含む運動を徐々に取り入れて、競技復帰までの道のりを歩んでいくのがシンスプリント治療のリハビリです。動けるようになったからといって自己判断で練習量を増やすのではなく、医師の診断に従いましょう。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)を早く治すにはどうしたらいいですか?

上記とは別に、近年注目されている運動器カテーテル治療という方法があります。痛みを長引かせている微細な病的新生血管(いわゆるモヤモヤ血管)に直接アプローチする方法です。通常の治療で良くならない場合、あるいはとにかく早く楽になりたい方は検討されるとよいでしょう。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)にインソールの改善は有効なの?

シンスプリントの予防や改善に努めたいと考えている人は自分が今使っているインソールを見直すことから始めてみましょう。なぜなら、インソールの中にはシンスプリントから下肢を守る効果が備わっているものもあるからです。具体的には足裏のアーチを維持する機能が付いているものを選んでください。アーチサポート機能は足裏が本来持つアーチを底上げします。足裏のアーチは着地や踏み切りにおける衝撃を吸収してくれることから、脛周辺の骨や筋肉にかかる負荷を軽減し、シンスプリントを防ぐことに繋がります。また、足裏のアーチが持つ衝撃吸収機能は下肢に疲労が蓄積するのを抑制することにも繋がるため、疲労によってランニングやジャンプのフォームが崩れ、シンスプリントが発症してしまう事態を予防することが可能です。足裏のアーチが崩れている人はアーチサポート機能が備わったインソールを試してみましょう。

シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の実例紹介

モヤモヤ血管

肩・腕・肘・手

腰臀部股関節

 
 

 
 

その他

 
 
 
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