それってモヤモヤ血管が原因かも!?【その他編】

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹の皮疹(水疱など)が消失し、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのことで、帯状疱疹の合併症としては最も頻度が高く、3ヵ月後で7~25%、6ヵ月後で5~13%の人が発症しているという報告もあります。帯状疱疹後神経痛の代表的な症状は、“持続的に焼けるような痛みがある”、“一定の時間で刺すような痛みを繰り返す”といったものです。ほかにも、ひりひり、チカチカ、ズキズキ、締めつけられる、電気が走る、と表現されるような痛みを感じることがあります。感覚が鈍くなる状態(感覚鈍麻)や、触れるだけで痛みを感じる状態(アロディニア)もよく見られます。

CRPS(複合性局所疼痛症候群)

複合性局所疼痛症候群(CRPS)は、軟部組織もしくは骨損傷後(I型)または神経損傷後(II型)に発生して、当初の組織損傷から予測されるより重度で長期間持続する慢性の神経障害性疼痛です。その他の症状として,自律神経性の変化(例,発汗,血管運動異常),運動機能の変化(例,筋力低下,ジストニア),萎縮性の変化(例,皮膚または骨萎縮,脱毛,関節拘縮)などがみられます。典型的には外傷(通常は手または足)に続いて発生し,挫滅損傷(特に下肢)で最もよくみられます。一方で四肢切断,急性心筋梗塞,脳卒中,または癌(例,肺,乳房,卵巣,中枢神経系)に続発することもあり,約10%の症例では原因不明であるとされています。

各種筋・筋膜性疼痛

筋・筋膜疼痛症候群(MPS)は2-3個の筋肉に限局した慢性的な筋痛で、線維筋痛症と同様に血液検査やX線所見に異常がないことが特徴です。MPSの原因はトリガーポイントと考えられており、トリガーポイントの証明こそがこの症候群の診断基準にもなります。MPSに含まれると考えられる疾患は意外に多く、慢性的な肩こりや腰痛、顎関節症や緊張型頭痛などのもこの症候群に含まれると考えられます。

筋・腱付着部炎

アキレス腱付着部症の原因は,踵骨上のアキレス腱が慢性的に牽引されることで発症します。拘縮または短縮した腓腹部の筋肉(座位時間の長い生活習慣および肥満による)および運動による酷使が因子です。腱付着部症は脊椎関節症によって引き起こされることがあります。症状は歩行時における,靴のヒールカウンター(月形芯)の上端より低い位置の踵後方の痛みが特徴的です。

滑液包炎

滑液包炎の通常の原因は、異常な使われ方または使いすぎによる刺激、けが、痛風、偽痛風、関節リウマチ、一部の感染症などが原因で起こることもありますが原因は多くの場合不明です。滑液包炎が最も起こりやすい部位は肩関節ですが、肘、股関節(転子部滑液包炎)、骨盤、膝、足の指、かかと(アキレス腱滑液包炎)にもよく起こります。通常、肩関節の滑液包炎の患者では、肩関節周辺の腱の炎症がみられます(肩腱板腱炎̶肩関節を動かし、回旋させ、一定の位置に保持する腱などの構造を肩腱板と呼んでいます)。

スポーツ障害

スポーツをしている上で起こる障害や外傷の事で、打ち身、骨折、捻挫、打撲、脱臼、肉離れ、アキレス腱断裂などさまざまなケガがあります。
怪我の程度も重いものから軽いものまでありますがそのままにしておくと後々に少しの疲労で痛み出したりする、違和感が出るなどの障害が残るときがありますので注意が必要です。また日常生活でも繰り返し同じ動作をすることによって筋肉に痛みが出る事があります。

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