それってモヤモヤ血管が原因かも!?【腰・骨盤編】

椎間関節炎

腰椎に急激な力が加わって発症する、いわゆる「ぎっくり腰」の原因の一つに椎間関節症があります。急性期は体を動かす事も困難なほどの腰痛が生じる場合があります。また、慢性の腰痛も椎間関節の変形が原因の場合があります。腰椎椎間関節症の主な症状は、「腰を後ろに反らすと痛い」「脊椎の近くに圧痛点がある」「痛みの範囲は神経の走行と一致しない」「運動で痛みが増強する」などです。お尻やふとももに関連痛が生じる事があります。椎間板ヘルニアと異なり、足の痺れは少ないとされていますが、椎間関節症がひどくなると側弯が生じ、足の痺れが生じる事があります。

仙腸関節炎

骨盤は、中心に位置する仙骨(尾てい骨の上の骨)の左右を腸骨という骨が挟む形をしており、そのつなぎ目に当たる部分を「仙腸関節」と呼びます。仙腸関節は脚と身体をつなぐ重要な関節で、上半身の重さや地面から衝撃を受け止めるために、固い靭帯で幾重にも覆われています。上半身と脚のつなぎ目として衝撃を吸収するというその役割から、緩んでしまったり逆に固まってしまうなどの障害を起こすことが多いです。これを「仙腸関節障害」と言います。過剰な負担によって炎症を起こして痛みを引き起こすこともあります。こちらは「仙腸関節炎」と言います。

梨状筋周囲炎

梨状筋症候群とは、脊椎の脊柱管を通った座骨神経が大坐骨切痕に出てきたとき、梨状筋(piriformis)のけいれんや、良性腫瘍などに押されて、坐骨神経痛のような症状を誘発する疾患です。特に、坐骨神経が梨状筋の上下に分離されている先天性奇形を伴う場合に破損しやすくなりますが、激しい運動や悪い作業姿勢などによって繰り返し外傷が生じた場合などに多発し、臀部周囲の筋肉が緊張する環境に頻繁に置かれる場合に、発生頻度が高くなります。

鼠径部痛・グロインペイン

サッカーなどのスポーツを中心に、鼠径部周辺には多様な原因で発生する各種の痛みがあり、本当の原因を特定しにくいため鼠径部痛症候群と述べています。下肢の外傷後や体幹から股関節にかけてスポーツによる使い過ぎなどによって筋力低下や柔軟性低下、拘縮が起こり、それが鼠径部周辺の痛みとなると思われる。キック動作やランニングやなどの繰り返しの運動によって、鼠径部、股関節周辺、骨盤にメカニカルなストレスが加わって炎症が生じ、痛みとなります。

股関節周囲炎

股関節の周りには痛みの原因がいくつかあります。それらをまとめて股関節周囲炎と呼んでいます。痛くてあぐらが出来ない、階段を登るときや椅子から立ち上がるとき、車の乗り降りの際に足の付け根が詰まる感じがするといった症状が出ます。

変形性股関節症

股関節のクッションの役目を果たしている軟骨の摩耗などにより、骨盤の臼蓋(股関節の受け皿のような部分)と大腿骨の骨頭(先端が丸くなった骨)が変形することで、痛みや動かしづらさ、両足の長さの違いなどが生じる病気です。中高年の女性に起こりやすいが、臼蓋が小さ過ぎるといった臼蓋形成不全などで生まれつき股関節が傷みやすい人なら、若年でも起こり得ます。子どもの頃にかかった股関節の病気の後遺症として起こることもあります。

ハムストリング付着部炎

ハムストリング付着部炎は主にランニングやサイクリングなどでの酷使によって生じる臀部の痛み(坐骨結節の痛み)を特徴とした疾患です。大腿後面にある半膜様筋、半伳様筋、大腿二頭筋(これらの総称をハムストリングと呼びます)の付着部に繰り返し生じる微細な損傷が原因と考えられています。主な症状は座っているときやスポーツ時の臀部の痛みです。座った状態で座面にぶつかる骨の部分(坐骨結節)に違和感や痛みが生じます。ランナーであれば負荷を上げた時に痛みが増す、あるいは痛みのために負荷が挙げられないなどの症状があり得ます。また深くかがみこんだ時にも痛みが生じることがあります。また、ハムストリング付着部炎では瘢痕組織が生じ、近傍を走行する坐骨神経に沿った放散痛を生じさせることもあります。

大転子滑液包炎

転子滑液包炎(腰側面の痛みを引き起こします)とは腰の滑液包の炎症です。滑液包とは、体液の入った閉じた繊維質の小さな袋で、大転子骨(腰の外側にある硬い部分)と腸脛靱帯の間の摩擦や圧迫を軽減する働きを担っています。摩擦を起こすこの靭帯は、腿の外側を腰から膝まで走行する大きな伳です。足を床に押し付けた時、反対側の骨盤が軽く沈むため、この靭帯の緊張が高まります。

坐骨神経痛

お尻・足の後ろ側・脛・ふくらはぎにかけて現れる、痛み・しびれ・まひなどの症状が出ます。坐骨神経痛は疾患名ではなく、頭痛や腹痛と同じく、症状を表す言葉として使われていて、さまざまな原因によって、坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで発生します。末梢神経の中でも坐骨神経は、お尻・太もも・ふくらはぎへとつながっている非常に長い神経のため、症状が現れる場所もさまざまです。多くは背骨の腰の部分に存在する腰椎に異常が生じることで、坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで発生しています。過度な運動や、長時間のデスクワークによる運動不足などが原因で起こることもあります。腰部脊柱管狭窄症のほとんどの原因は加齢で、発症者は50歳以上に多いとされています。腰椎椎間板ヘルニアは重労働やスポーツ、長時間のデスクワークによって腰に負担がかかることなどが主な原因となります.

腰部脊柱管狭窄症

背骨には、脳から続く神経である脊髄が通るトンネルがあります。これを脊柱管と呼びます。脊柱管狭窄症とは、骨や靭帯の肥厚、椎間板の突出などで、脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫され、腰の痛みや脚のしびれなどの症状を起こすものです。加齢により骨や靭帯などが変性して起こることが多く、椎間板ヘルニアに比べ50代以降の高齢者に多くみられます。長い時間歩くと症状がひどくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる、「間欠跛行(かんけつはこう)」が典型的な症状です。脊柱管狭窄症は背骨に存在する神経の通り道「脊柱管」が狭くなってしまう病気です。加齢による骨や靭帯などの変性によって起こるほか、すべり症や椎間板ヘルニアなどの病気に続いて発症することもあります。

腰椎椎間板ヘルニア

身体の中心に通っている脊椎(背骨)は、24個の椎骨(ついこつ)が積み重なって形成されている。上から7個の椎骨を頸椎、12個を胸椎、下の5個を腰椎という。それぞれの椎骨の間でクッションの役割を果たしている円盤状の軟骨が椎間板です。この椎間板が、老化や運動などによって本来の位置からはみ出した状態が椎間板ヘルニア。はみ出た部分が神経を圧迫することで、痛みやしびれといった症状が発生します。ちなみに「ヘルニア」とは、臓器などが本来あるべき位置から外に出てしまった状態を指します。ヘルニアが発生する部位によって、頸椎椎間板ヘルニア、胸椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアに分類されますが、最も多いのは腰の部分に発生する腰椎椎間板ヘルニアです。50歳代をピークとして、男性は女性の約2倍の確率で発症すると言われています。

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